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第9回「酒サムライ（平成26年）」叙任者

白洲　信哉（しらす　しんや）氏
月刊「目の眼」編集長

　１９６５年東京都生まれ。細川護煕首相の公設秘書を経て、執筆活動に入る。一方、広く日本文化の普及につとめ、書籍編集、デザイン、文化イベントの制作に携わる。２０１３年より古美術専門誌、月刊「目の眼」編集長に就任。父方の祖父母は、白洲次郎・正子。母方の祖父は文芸評論家の小林秀雄。主な主著書に、「骨董あそび〜日本の美を生きる」（文藝春秋）「天才　青山二郎の眼力」（新潮社）「かたじけなさに涙こぼるる」（世界文化社）「白洲次郎の青春」（幻冬舎）「白洲家としきたり」（小学館）等がある。日本酒を愛し、古美術の分野から日本酒文化を広く語る事のできる素晴らしい文化人。

村山　和恵（むらやま　かずえ）氏
新潟青陵大学　助教

新潟県内において、広く日本酒を楽しむ女性コミュニティ、「にいがた美醸」を主催している。新潟県内では知らない人がいないほど有名人である。同会は、お酒が好きな女性はもとより、お酒に興味はあるけれど、あまり接したことのない女性に向けた、日本酒を気軽に「楽しむ」ためのコミュニティ。同会は発足から５周年を迎え、益々積極的な活動に邁進している。今年は田植えから関わったプライベート清酒「おんな盛」が発売になった。その他、日本酒の講習会実施など、一般消費者に広く日本酒の文化を啓蒙する活動も行っている。

Ａｎｔｏｎｙ　Ｍｏｓｓ（アントニー　モス）氏
Ｓａｋｅ　Ｅｄｕｃａｔｉｏｎ　Ｃｏｕｎｃｉｌ：Ｃｅｒｔｉｆｉｅｄ　Ｓａｋｅ　Ｐｒｏｆｅｓｓｉｏｎａｌ

　　　ロンドンに本校のある全世界６２ヶ国に広がるワイン教育組織ＷＳＥＴ
（Ｗｉｎｅ　Ａｎｄ　Ｓｐｉｒｉｔｓ　Ｅｄｕｃａｔｉｏｎ　Ｔｒｕｓｔ）の新規事業担当者。２０１１年に世界最高峰の超難関ワイン資格マスターオブワインに合格。２０１４年からWSETに本格的な日本酒コース設立。WSETはワイン専門家育成組織であり、この組織に日本酒のコースが出来る事ということは、海外での日本酒の啓蒙に計り知れない効果が期待できる。

＊Ｍａｒｋｕｓ　Ｄｅｌ　Ｍｏｎｅｇｏ（マルクス　デル　モネゴ）氏
ＣａｖｅＣｏ　ＧｍｂＨ代表

スイスバーゼル生まれ。ドイツのエッセンに拠点を置くワイン・コンサルタント会社Ｔａｓｔｅｔａｉｎｍｅｎｔの代表取締役、ルフトハンザのワインアドバイザーを勤める他、新聞雑誌へのコラム執筆や数多くのワイン・テイスティングの開催、また、後進ソムリエの指導なども行っている。日本文化、日本酒への造詣も深く、ドイツソムリエカレッジなどで日本酒の講演、テイスティングを行っている。２０１３年にドイツで出版された日本酒の本、ＳＡＫＥ−Ｅｌｉｘｉｅｒ　ｄｅｒ　ｊａｐａｎｉｓｃｈｅｎ　Ｓｅｅｌｅにもワインエキスパートとしての視点から日本酒の魅力と西洋料理とのハーモニーに関して、卓越したコメントを寄稿している。

＊Ｒｉｃｈｉｅ Ｈａｗｔｉｎ（リッチー ホウティン）氏
Ｄｊ / ミュージシャン

　地中海に浮かぶスペインの島、イビサ島で毎年６月から９月までの４ヶ月間で行われている彼のレジデントパーティー“ＥＮＴＥＲ”（エンター）において、世界各国から集まる約１５０万人の若者たちに向けて“ＥＮＴＥＲ．Ｓａｋｅ”と称した日本酒バーをクラブ内に設置し、日本酒のおいしさとその文化を広めている。全く日本酒を味わったことのない世界中の若者たちに、自らが厳選した銘柄を紹介することで日本酒の入門者の裾野を広げることで多大に貢献している。また、世界中のライフスタイル紙や新聞などにも彼の日本酒への情熱は度々取り上げられており、スペインのみならず、イギリス、ドイツ、フランス、ベルギーなどをはじめとする西ヨーロッパ諸国や北米、南米でも“音楽と日本酒”の接点から積極的に日本酒の啓蒙活動に勤めてる。

＊Ｙｏｕｌｉｎ　ＬＹ（ユーリン　リー）氏

レストラン、パティスリー　オーナー

高校時代に日本へ留学、その後ワーキングホリデーで日本に滞在。その際に日本文化とともに日本酒の世界を知る。フランスへ帰国後の２００７年にパリ・カルチェラタンに現地で初めて居酒屋レストラン「Ｙｏｕｌｉｎ」を開店（現在はＳＡＫＥ　ＢＡＲとして営業）しパリでの日本酒の普及を図ってきた。その後
吉武広樹シェフと共にフレンチレストラン「Ｓｏｌａ」をオープンしフランス料理と一緒に日本酒も提供。現在ミシュラン１つ星。昨年６月、パリバスティーユで「Ｓａｋｅ　ｔａｓｔｉｎｇ」を開催し２日間で１２００人を動員する一大イベントとなる。現在もフランスにおいて日本酒を現地の方々に啓蒙する活動を精力的に行っている。

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